[セッションレポート]明日への持続可能な実践を築くために (PEX201) #reInvent
AWS認定トレーニング講師の平野@おんせん県おおいたです。
今日は「Building a sustainable practice for tomorrow」というタイトルのセッションについてレポートします。
セッション紹介
環境サステナビリティにポジティブな影響を与えたいとお考えですか?本セッションでは、持続可能性に配慮した姿勢の再構築、無駄のない新しいソリューションの革新、環境にプラスの影響を与えるクラウドワークロードの最適化の方法を学びます。このセッションでは、持続可能な未来に向けてビジネスを変革するために、あらゆる規模の組織がワークロードに適用できるユーザーパターン、ソフトウェア設計、AWSサービスに関する考察について学びます。
オンデマンド動画
概要
サステナビリティ
サステイナビリティは複数の分野に影響を与え、組織の戦略的優先事項となっています。
- 気候変動と脱炭素化
- 水使用と水質
- 社会的影響と責任
- 循環型経済
従業員、消費者、政府、コミュニティは、民間企業が利益を最大化する以上のことを行うことを期待し、良いことを行うことがビジネスのためにもなるという世界をますます作り出しています。
- 顧客の要求
- 風評に左右されないESGの重視
- アクティビズム主導の投資
- 政府による規制
- 従業員からの要望
- 競争力としてのサステナビリティ
サステナビリティの事業成果として3つの段階があります。
- 事業の脱炭素化
- 環境負荷(非炭素)の低減
- サステナビリティ戦略・製品開発
サステナビリティのためのアーキテクチャー
クラウドでより環境に優しくなります
- AWSのインフラは、調査対象の米国企業データセンターの中央値よりも3.6倍エネルギー効率が良い
- AWSは、同じタスクを実行する際に、88%低いカーボンフットプリントで実行
クラウドにおける持続可能性のための設計原則
- 影響を理解する
- サステナビリティの目標を設定する
- 利用率の最大化
- より効率的な新しいハードウェアとソフトウェアの提供を予測し、採用する。
- マネージドサービスを利用する
- クラウドのワークロードが下流に与える影響を軽減する
最適化を行う領域
- コンピューティング: アイドルリソースの削減と利用率の最大化
- データベース: マネージド・データベース、サーバーレス・データベース、クエリーの最適化
- ストレージ: データアクセスパターンの分析、ストレージタイヤの利用、データの重複排除
- ネットワーキング: データ転送のサイズと距離の削減
最適化の目標
- 最大化
- 利用率
- ソフトウェア設計によるCPUの効率化
- アイドルリソースの排除または最小化
- アイドル・リソース
- データ処理
- データ保存
多くの場合、コストの削減はインパクトの低減につながりますが、それだけでは無く、下記の理解も必要です。
- より少ない作業、より少ない保存量
- より効率的に作業を行う
- 利用率を上げる
- 持続可能なスケジューリング戦略
サステナビリティの提供
サステナビリティのデータ基準は、排出量から始まります
- 温室効果ガス(GHG)排出量
- 大気圏で熱を閉じ込める気体
- スコープ1
- 組織が管理または所有する排出源から発生する直接的なGHG排出量
- スコープ2
- 電気、蒸気、熱、冷房の購入に関連する間接的なGHG排出量
- スコープ3
- 組織が所有または管理していない資産からの間接的な活動に関連するバリューチェーン排出量
- カーボンフットプリント
- 排出されたGHGの総量。多くの場合、CO2換算値(CO2e)で表される。
データ主導のアプローチで、お客様と地球のために、サステナビリティの成果を加速しましょう。
まとめ
AWSを活用した持続可能性についてのセッションを紹介しました。ご興味があれば上記のリンクよりセッション動画をご覧ください。